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先天性股関節脱臼って?

そう言えば・・・長らくお休みをいただいていた私の療養の原因、
 『股関節の先天性臼蓋(きゅうがい)形成不全』。

これについては、皆さんに充分ご紹介しうる疾患だったにも関わらず、
つい先ほどまで思いつきもしなかったと言う・・・

今日は赤ちゃんの「股関節」について、お話したいと思います。


今回私が手術するに至った「股関節臼蓋形成不全」は、
日頃あまり耳にすることの無い疾患名かと思います。

臼蓋形成不全は、
「股関節(*)を形成する骨盤側の受け皿となる骨の発育が不十分な状態」で、
太ももの骨が収まるべきくぼみが浅いために、太ももの骨がはみ出してしまったり、
(脱臼・亜脱臼の状態)
そのため関節部分に負担がかかり続け、将来的に痛みや炎症が起こる病気です。
また「変形性股関節症」という病気にまで進行すると、人工関節の挿入も
必要となる場合が多いです。

(*)股関節=
 寛骨臼(一般に言う骨盤)と大腿骨頭(太ももの骨の頭部分)よりなる球関節で、
電球とソケットの関係に例えられることもあるように、寛骨臼は深く大腿骨頭を収納
するように形成されている。


それに対して『先天性股関節脱臼』は、
赤ちゃんの股関節が、外傷もないのにはずれている(脱臼している)病気」です。

名前が「先天性」なので、すべてが「生まれつき」と思われがちですが、
実際は生後数ヶ月以内に発生する後天性の場合が多く、約9割を占めるそうです。
驚きですね

通常3・4ヶ月の乳児健診で見つかることが多く、必要に応じて
「リーメンビューゲル」と言う股関節を開いた状態に保つ装具を装着したり、
足の牽引や整復を行うこともあります。

先天性股関節脱臼であっても、程度があまりにもひどい場合を除いて、
通常はこのリーメンビューゲルを数ヶ月装着し続けることで、
自然に整復されることが多いです。(私も赤ちゃんの頃、数ヶ月装着していたそうです)

ただ数ヶ月経って 「整復されました(治りました!)」 と診断されても、
その後子どもが成長するまで(10歳くらいまで)は定期的な受診をし、
骨の発育状況を入念に観察していった方が良いそうです。


では赤ちゃんに対してできることをご紹介します

【観察項目】

・ 膝を曲げた状態で股を拡げた時に、股関節にポキポキ、コリッという音がする。

・ 両足を曲げて、膝が外側を向くように拡げてみると、開きが悪い。

・ 両足を揃えると太もも・お尻の シワの数が左右で違う。 左右の足の長さが違う。

・ 歩き始めが遅い。足を引きずるように歩く。


このような場合は、健診の際に必ず医師に報告するか、
健診が当面無い場合は、小児科の医師に相談することをお勧めします。


【気をつけたいこと】

 赤ちゃんの股関節と膝を伸ばしてしまうような服やおむつのつけ方は避ける。


香港や日本では、泣いて落ち着かない赤ちゃんの身体を大きめな布(おくるみなど)で
ぎゅ~っと巻いて安心させてあげる方法を取られることが多いですが、
その際も赤ちゃんの足の関節は 『Mの字』 に曲がっている状態を保てるように
気をつけてくださいね。

もちろん「おむつ換え」の際に赤ちゃんの足を天井に向かってまっすぐに引き上げる
方法も、脱臼の原因になりかねませんので、充分に配慮してください。

昔から言われていた「股おむつを重ねて厚めに装着して、股関節を強制的に開かせる」
のではなく、
できるだけ薄着を心掛けて、下肢の運動を妨げないこと」が何より重要だと
言われています。


赤ちゃんは自分からはなかなか「痛い・つらい」を言ってくれないこともあります。
ママも慣れない育児で毎日が不安やドキドキでいっぱいだと思いますが、
できることから1つずつ実践していきましょう

赤ちゃんの発育曲線

これまでにあるようでなかった記事、

赤ちゃんの成長曲線』 

についてお送りします。

成長曲線は、母子手帳をお持ちの方であれば、もれなく添付されています。
ただ香港には日本のような「母子手帳」文化がありませんので、
(あるいは病院によってはいただける所もあるようです)
参考までに、リンクさせていただきます。

この「成長曲線」は、赤ちゃんの成長が順調かどうかを
目安」として用いるものです。

なので「ほんのチョットはみ出している」とか、
「曲線に沿って大きくなっていない」
などで一喜一憂する必要はなく、
経過を追ってみていくための目安になるものです。

これらを参考にして、気になること・心配なことなどがあれば、
専門科のアドバイスをあおいでも良いかもしれませんね



pigeon.info : http://pigeon.info/advice/word-1119.html

赤ちゃんの嘔吐

このところ産後のおっぱいのケアにお話が集中していたので、
今日は赤ちゃんについてのお話です。


皆さんもご存知の通り、赤ちゃんは大人に比べて「吐く」ことが多いです。

そのまま様子をみていても大丈夫な吐き、
できるだけ早急に病院に連れて行ったほうが良い吐き、
違いは何でしょう?


そもそも赤ちゃんが吐くのは、胃の入り口の筋肉が未発達なため、
飲んものが逆流しやすいからです。

おっぱいを飲んだ後、咳き込んだりげっぷをした拍子に「ケポッ」と吐く、
身体を動かした拍子に口からタラ~っとミルクが溢れる・・など、
これはいたって正常な反応なのですね。
(もちろん、すべてのお子さんが吐くわけではなく、
吐かないお子さんもいらっしゃいますよ♪)

身体の構造が逆流しやすい・吐きやすい=食後すぐに横たえたら・・ → 吐く

なので、まずはしっかりと&根気よくげっぷをさせてください。

げっぷはママのお膝の上に座らせるような形でも、
肩に担ぎ上げるような形でも、どのようなスタイルでも構いません。
いずれも「上半身を起こした状態で」あればOKです

根気よく頑張ってもどうしても出ない・・という場合は、
寝ている間に吐いたもので気道が塞がらないように、
赤ちゃんの身体を斜めにして(身体の下に丸めたタオルなどを挟みこんで
身体に角度をつけます)寝かせてください。

また「げっぷは授乳後だけにするもの」ではなく、
前回の授乳後にげっぷが出なかったのであれば、
次の授乳の前にもう一度、げっぷを出すようにトライしてから
授乳をする習慣をつけられると良い
かと思います。


上記の通り、赤ちゃんの身体の未熟性により吐きやすいので、
通常は数ヶ月間、「授乳をしたら吐く」
が続いても問題ないことも多いのですが、
以下のような場合は念のため、受診してDrに診察していただくと
安心でしょう。

・ 水分が摂れないほど繰り返し吐く。
・ ぐったりしていて、顔色が悪い。赤ちゃんの元気がない。
・ 高熱や下痢などの嘔吐以外の症状も併発している。
・ 吐いた物に血液が混じっている

また、繰り返し吐くことで赤ちゃんが痩せていくのは、
危険な兆候です。

繰り返し吐いて、だんだんと赤ちゃんの体重が減っていくようであれば、
早急に受診してくださいね!!!

赤ちゃんの必要水分量

随分とご無沙汰してしまいました。
せめてもの近況を・・・と言うことで(私の近況なんて、どうでも良い?^^;)
ブログ脇に『twitter』なんぞ設置してみましたが、
ご覧いただけましたでしょうか~?


今日は”夏真っ盛り”の香港、赤ちゃんの水分必要量に関してのお話です。

気温・湿度ともに高いここ香港では、室内で「冷房を使用しない」ことは
ないと思います。

では冷房で適温になっているから、水分の摂り方は冬と同じで良い?
・・・いえいえ、やはり「腐っても夏」ですから、冬場よりは水分摂取に
気をかけていただいた方が、良いのではないでしょうか。

皆さんもご存知のとおり、赤ちゃんは大人に比べて身体を占める水分量が
とても多いです。
なので、ちょっとした体調の変化(下痢や嘔吐)、そこまでいかなくても
汗をたくさんかいたりすることでも、どんどん水分が失われていきます。


脱水兆候の目安としては

・ おしっこの回数が減る、おしっこの色がとて濃くなる
・ 肌のかさつき
・ 活気のなさ・ぐったり感(赤ちゃんだとぐったり寝ていて泣かない・起きない)
・ 赤ちゃんの場合、大泉門の陥没

などが代表的なところです。


ではどのくらいの水分が必要なのか・・・

生後 3日目    80~100ml/kg/日 (kgは体重です)
生後10日目   125~150ml/kg/日
生後 3ヶ月   140~160ml/kg/日
生後 6ヶ月   130~155ml/kg/日
生後 9ヶ月   125~145ml/kg/日
生後12ヶ月   125~135ml/kg/日

 6歳    90~100ml/kg/日
10歳    70~ 85ml/kg/日
18歳    40~ 50ml/kg/日


いかがでしょうか? お兄さん・お姉さんに比べると、いかに体重あたり
必要な水分量が多いか、一目瞭然ですよね。

母乳育児の場合はなかなか必要水分量が充足しているのか
判断つきにくいですが、
そんな場合は「おしっこの量・回数」を、しっかりとチェックしてあげて
くださいね
    


出典 : The Merck Manuals Online Medical Library

乳児 脂漏性(しろうせい)湿疹について

前回は妊娠中のママの身体についてでしたので、今回は赤ちゃんの身体
についてのお話にします。

出産前に想像する赤ちゃんのお肌のイメージって・・・どんな感じですか?
すべすべ・モチモチ・つやつや・ピカピカ・・・
むきたてのツルンとしたゆで卵のような、つややかなお肌のイメージがある
のではないか?と思います。

しかし!

実は実は、生まれたての赤ちゃんのお肌は、上に書いたようなツルツル・
すべすべお肌になるまでには、ひと山もふた山も波乱?があるのです。


その代表が 『乳児湿疹』 や 『脂漏性湿疹』 です。

『乳児湿疹』 は特別なケアが必要というよりも、日常のケア(皮膚を清潔に保つ・
掻きこわさないようにツメを短く切る・過度に乾燥しているようであれば
保湿を心掛ける、など)で様子をみていっても良いと言われています。

(もちろんジュクジュクしてきたり、悪化するような印象を受ける場合は
小児科または皮膚科を受診してくださいね


今回のテーマでもある 『脂漏性湿疹』 は、
生後1ヶ月くらいすると新陳代謝の活発な赤ちゃんは皮脂の分泌が過剰
ぎみになり、毛穴が詰まるような感じになってきます。
それにより皮膚がブツブツにきびのようになってきたり、
脂っぽいんだけど、何だか乾燥したフケがくっついているような・・?
という状態になってきます。

これはそのまま放置しても改善はしませんので、
これまではお湯で拭くだけだった赤ちゃんのお顔を、しっかりと
石鹸を泡立てて洗ってあげたり、
また、乾燥してフケのようになっているところは、ベビーオイルや
植物性オイルなどをコットンに含ませ、しっかりとふやかしてから
取り除くようにしてあげてくださいね。


言葉では聞くけど、実際に脂漏性湿疹ってどんなものなの?
という方に

とてもわかりやすい写真の載ったお医者さんのHPを見つけましたので、
ご参考になさってください。
(ただ・・・わかりやすい分、かなりリアルです!)



みやけ内科・循環器科  写真で見る「こどもの病気」

http://www.miyake-naika.or.jp/13_medemiru/kodomo_sissin.html
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