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乳腺炎 その4 ~続・対処法~

溜まりに溜まった母乳を効果的に出すには・・・
赤ちゃんに吸ってもらうにしろ、搾乳するにしろ、いずれにして
もパンパンのままでは口や指が滑ってしまい、効果的に搾り
出すことができません。
なのでまずはおっぱいに多少なりともゆとりを持たせることが
必要となります。
張りつめているおっぱいにゆとりを持たせるのは至難の業なの
ですが、やるしかない!!のです。覚悟を決めましょう!!


まず ① 乳首と乳輪部を充分マッサージして柔らかくする。
    ② 乳輪の境目を軽く圧迫するようにして、圧抜きをする。


この2つが大変重要な手技となります。
またこの操作と並行して、おっぱいのしこっている部分(または
赤く腫れている部分)を冷やすことも大切です。
☆乳腺炎のときは、絶対に温めないでくださいね!!!☆


1つずつ説明していきますと、おっぱいを出す基本は、とにかく
出口が開いていなければ出るものも出ませんので、乳首を充分
にマッサージして、出口を開かせることが最重要です。
授乳前にちょちょっと、ではなく、ひたすら時間をかけて指先の
腹を使って、充分にもみほぐしてください。(←もみほぐすのは
くれぐれも乳首と乳輪だけにしてください。しこっている部分を
もみほぐすのは厳禁です!)


乳首のマッサージだけでは充分な開口が期待できない場合は、
以前私のブログでも紹介しました”ランシノー”や、それに代わる
ものを塗布しラップなどで程よく蒸らし、乳首と乳輪の皮膚を柔
軟にすることで、その助けとなります。


乳首の開きがよくなったところで、乳輪の境目あたりに親指と
中指を「Cの字」状にして置き、背中の方に向け軽く押し込むよ
うにします。その状態で、親指と中指を合わせるように近づけると
母乳が押し出されてジワリと出てきます。
この操作を何度か繰り返すことで、少しずつ乳輪の下部分にゆと
りが出てくると思います。
乳輪部が多少柔らかくなった状態で初めて、赤ちゃんに吸って
もらうのです。
パンパンに張った状態では、大きく膨らませた風船をくわえるよう
なもの。大人だって、上手にくわえることはできません。
この過程を踏むことが、乳腺炎解消の第一歩となります。


また、赤ちゃんに吸ってもらうときに、1・2回、軽くおっぱいをすく
い上げるように持ち上げる操作をしてから授乳しても良いかも
しれません。
本格的な基底部マッサージをしてしまうと余計に張りが強くなっ
てしまうのですが、1・2回程度軽く動かすことで、基底部にゆとり
ができ、多少母乳の流れがスムーズになる効果が望めるかも
しれません。(これはあくまで”期待”です・・・)



それでは次回に、効果的な冷やし方をご紹介します。

乳腺炎 その3 ~対処法~

それではいよいよ、いざ乳腺炎になってしまったら・・・のお話
に入りたいと思います。


「おっぱいが触らなくともとても痛い!」「風邪なのか?急に寒
気がして高熱が出た!」「おっぱいが熱を持って腫れている・・
・」などの症状があれば、乳腺炎になっている(なりかけてい
る)可能性がとても高いです。


まず適切な対処法としては「おっぱいを排出すること(出してし
まうこと)」です。
腐敗性乳腺炎の場合は、古いおっぱいが溜まっていくことによ
り悪化していくタイプの乳腺炎のため、とにかく”出すこと”が基
本となります。


では、おっぱいを出すには・・・一番効果的なのは赤ちゃんに吸
ってもらうことです。・・・が、溜まりに溜まったおっぱいは作られ
てからかなりの時間が経っており、とても新鮮とは程遠いものと
なっています。
おっぱいが古くなると・・・賞味期限の切れた牛乳などを想像し
ていただけるとイメージしやすいかと思いますが、まず、味が悪
くなってしまうのです。更に母乳は常に人肌程度に温められて
いるため、冷所保管の牛乳に比べて”発酵しやすい”状態にな
っています。
つまり、腐った状態・すっぱくなってしまうのです(T_T)


また人間の身体は程良く塩分も含まれているため、すっぱしょ
っぱい(?)微妙なお味となってしまうのです。


日々、母乳メインでのお食事をしている赤ちゃんは、誰よりも敏
感に母乳の味の変化を察知します。
味が悪くなると、やはり飲みっぷりが悪くなってしまうことも多く、
ママはたくさん飲んで欲しいのに、頼みの綱の赤ちゃんは・・・
ということも往々にしてあります。


最悪、赤ちゃんにそっぽを向かれてしまった場合には自分で搾
乳するしかありません。
搾乳する場合も、できたら搾乳機などは使用せず、自分の手で
搾り捨てる方が良いのですが、パンパンに張ってしまったおっ
ぱいは一筋縄ではいきませんよね。。。



では、どうしたら少しでも最初の一歩を踏み出せるか・・・
順を追ってお話ししていきたいと思います。

乳腺炎 その2

それでは乳腺炎にならないようにするには、どうすべきか・・・


日本ではおっぱいマッサージをしてくれる施設を探すにも
そんなに苦労はありませんし、また授乳を続けながらでも
投薬治療のできる産婦人科を探すのもさほど困難ではありま
せん。
でも、ここ香港で・・・となると、母乳育児自体がメジャーな行為
ではありませんので、日本と同じように・・・とはなかなか行か
ないのが現状です。


ではどうしたら良いの~!!!と思われるのは当然のこと。
ならば、自分でできるところまではどうにかしましょう!という
覚悟も必要なのかもしれませんね。


そもそも人間の身体は長い年月をかけて作り上げられたもの。
農耕民族や狩猟民族、熱帯地方に住む人や極寒の地で生き
抜いてきた人たち。それぞれの地でそれぞれの生き方に適した
身体にできあがっているのです。
ならば日本人は・・・おそらく島国であるために、狩をするにも獣
ではなく魚介を獲っていたのであろうし、畑を耕し穀物や菜食を
食して作り上げられてきた身体なので、近年の肉食中心の洋食
生活や地元に即した中華生活を続けていると、容易におっぱい
が詰まってしまう・・・なんてことにもなりかねないのでしょうね。


まずは食生活から・・・と言いたいところですが、いかんせん”いい
かげん助産師”の私なので、なかなか厳しいことは言えませんかお
ほどほどにカロリー過多の食事は避け、できるだけ甘いものも
控えめに・・・そして激辛なもの・刺激の強い食事も母乳の味を
変えてしまうことがあるようなので、あまり刺激的な食事も避け
めにしたほうが良いかもしれません。


あとは授乳間隔を開け過ぎないように・・・。
ついつい夜間の授乳は疲労が蓄積しているお母さんのこと、
赤ちゃんさえ起きずに寝ていてくれるものならば、起こさずに
自分も朝まで・・・というのが人情(?)でしょうが、母乳は少な
くとも2時間で新しいものが産生されてきます。
特に夜間はプロラクチンという母乳を作り出すホルモンが活性
化されるため、夜間授乳を怠ると乳腺炎のきっかけになってし
まうだけでなく、ひいては母乳の出が悪くなる一因となってしま
うのです。
なので寝たい気持ちに打ち勝ち、夜間もできたら2回ないしは
3回の授乳をお勧めします。


あとは赤ちゃん。
授乳をするときにはパックリと大きな口をあけてもらい、乳輪が
隠れるくらいまでしっかりと深くくわえさせます。
そのときに口唇は外側にめくれ(ドナルドダックのくちばしの先
みたいに)、ママのおっぱいに密着します。
また赤ちゃんとママの距離もピッタリとくっつき、お腹とお腹を
あわせるように抱っこします。


このようなことを意識しつつ授乳しても、いざ乳腺炎になってしま
った・・・うわーんということもあると思います。



それではいよいよ次回、乳腺炎になってしまったら・・・の
お話をしていこうと思います。

乳腺炎

たまにはタメになるお話も書かないとな~と思い、今回は
乳腺炎の際の対処についてお話させていただきます。


まず、「乳腺炎」とは大きく2種類に分けられますが、
ひとつめは「細菌性乳腺炎」、もうひとつは「うっ滞性乳腺炎」
とに分けられます。


細菌性乳腺炎は乳首のキズなどから細菌が侵入して乳腺
が炎症を起こした状態で、うっ滞性乳腺炎は乳管が詰まる
などして母乳が充分排出できずにうっ滞することで、腐敗性
の変化が起こることにより生じます。
授乳中の乳腺炎では、うっ滞性乳腺炎のことがほどんどです。


今回は起こることの多い「うっ滞性~」をメインにお話していこう
と思います。


どうして起こってしまうか??原因はさまざまですが、原因と
して多いのは「授乳間隔があいてしまう」「高カロリー・高脂肪
な食事や糖分の多い食事を摂ってしまった」「過労・ストレス」
「乳腺炎以外の病気(風邪やウイルス感染症など)に罹ってし
まい、医師から授乳を制限された」などが挙げられます。


また赤ちゃん側の原因としては、「浅吸い」「ゆがめ飲み」など
が考えられます。


乳腺は血管と同じようなもので、太い・細いの個人差もあります
し、ちょっとしたことで詰まりやすい人・たいして気にかけなくても
トラブル知らずの人もいます。
不公平のようですが、乳腺炎を起こしやすい方は食事面や授乳
間隔・授乳方法などを見直してみる必要がありそうですね。


乳腺炎の症状としては、まずおっぱいの局所にしこりや違和感・
痛みや赤みが出るが早いか、ゾクゾクと悪寒を伴う急激な発熱
が早いか・・・といった感じで、症状としては突然やってきます。
本当は身体の内部では、着々と積もり積もったうえで表に出て
くるわけなのですが、自覚症状が現れたときには、坂道を転が
り落ちるかのごとく、急激に症状は悪化していきます。


なんだか恐ろしげな乳腺炎ですが、早めに適切なお手当てが
できれば、セルフケアで充分間に合ってしまうことも多いのです。



それではお手当て方法については次回に続きます。

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