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妊婦さんと冷え (その1)

私が定期購読している『助産雑誌』、
今月号は ”特集「冷え」と妊娠・出産” でした。


写真(2)



これまでも、助産師の経験的観点からは、臨床でも重視されてきた
「冷え」でしたが、
科学的知見に基づく裏づけが不十分でした。
その実践を裏付ける研究成果をまとめ、発表されたものが今回
掲載されていたので、
皆さんにもお伝えできれば・・・と思います。


まず、「何をもって冷え症(*)と判断するのか?」
ですが、
冷えの自覚のある妊婦さんと、自覚の無い妊婦さんの前額部深部温(おでこの
深部温)と、足底部深部温(足の裏の深部温)の温度比較をした際に、
統計学上 有意に差があり、
冷え症を診断する際、妊婦さんの冷えに対する自覚のみであっても、
十分に冷え症の有無を判断できる
、といえたそうです。

また、冷え症がお産に与える影響ですが、
筆者が2810人の日本人妊婦さんを12ヶ月にわたって追跡調査し、
冷え症が分娩時の以上について、リスク因子となりうるのか否かを
検証したところ、
冷え症で無い妊婦さんに比べ、冷え症である妊婦さんの早産発生率の
割合は、約3.4倍、
前期破水(出産適正時期以前に破水をすること)の発生割合は、
約1.7倍、
微弱陣痛(出産に際し、有効な陣痛ではなく、出産に至らない
弱い陣痛が続く状態)では、約2.0倍、
出産の際の弛緩出血(出産後に子宮が十分に収縮せずに起こる、大量の
出血)は、約1.2倍と、
すべてにおいて、『冷え症がリスク因子』であることが、
推定されたということです。


それではどのようにして「冷え」対策を行っていけば良いかは、
次回、お伝えしていきます




聖路加産科クリニックパンフレット

-冷え症だと、お産に影響があるの?-
http://www.luke.or.jp/guide/maternity/pdf/e_s_6.pdf

-見逃さないで! お腹の冷え
http://www.luke.or.jp/guide/maternity/pdf/e_s_5.pdf

(ファイルを開くのが、少々重いかもしれません・・)



* この研究では、主観的・感覚的な「冷え」ではなく、
  症状・病状としての「冷え」と定義し、研究されています。

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