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香港での予防接種~ポリオ編~

皆さま、こんにちは。
今日は中国でポリオ(通称:小児マヒ)発生のニュースを受け、
香港の予防接種システムについて簡単に触れていきたいと思います。


今回ポリオの発生が認められたのは、新疆ウイグル自治区の
和田(ホータン)地区で、
ポリオの感染者が9人見つかり、これまでに1人が死亡したことが分かったそうです。

中国で小児マヒの病例が見つかったのは十数年ぶりなんだとか。
日本では撲滅されて久しいですが
(*1972年(昭47)以後、日本国内には野生の強毒株ポリオウイルスは常在せず、
ポリオの制圧に成功した状態を維持しています。)
世界ではまだまだ発生・流行の危険性が見込まれる病気なのですね。


ポリオは日本では生ワクチンの経口接種(口から飲む方法)で、春・秋2回の
集団接種
です。
これは予防接種後、生ワクチン成分が便中に排泄され、便を介して2次感染する
恐れがあるため、集団接種の方法を取っているのです。

そもそも 『生ワクチン』 とは、毒性を弱めた微生物やウイルスを使用しており、
一般に不活化ワクチンに比べて獲得免疫力が強く、免疫持続期間も長いメリットが
あります。
しかし生きている病原体を使うため、ワクチン株の感染による副反応を発現する
可能性もあるのです。

それに対して香港は「不活化ワクチン」の3回接種。もちろん「注射」スタイルです。

生ワクチンに対して 『不活化ワクチン』 は、化学処理などにより死んだウイルス・
細菌・リケッチアを使用し、
生ワクチンより副反応が少ない分、免疫の続く期間が短いことがあり、
このため複数回接種が必要なものが多いです。


さてどちらが良いのか・・・?


2000年5月に、福岡県と大分県でポリオ集団接種後に2名のお子さんに
足のまひ・急性脳症があらわれたとの報告があり、
ポリオの集団接種が一時中断されたことがありました。

また、ポリオ生ワクチン接種でも、100~400万回に1回は副反応として
ポリオ様まひ(ワクチン関連麻痺)を生ずることが知られており、
ポリオ生ワクチンは全く副反応がないわけではありません。

それらのことを考えると、ワクチンが定着しにくく複数回の接種が必要であっても、
不活化ワクチンによる接種の方が好ましい・・・
と考えるのが主流となっても、まったく不思議なことではありません。

実際に2010年頃からは「より安全な」ポリオ不活化ワクチンを個人輸入し、
接種を始める小児科医が着実に増えています。

そう考えるとママからしたら「多すぎないの?!」とビックリ仰天する
香港の予防接種スタイルは、『最先端にある』と言っても過言ではないのかも
しれませんね


次回はその他のワクチンについて、お話させていただきます♪




参考サイト:

・香港ママの便利帳 子どもの予防接種
  http://benricho.sooperweb.com/hospital/yobosesshu.htm

・香港健康院 ファミリーヘルスサービス
  http://www.fhs.gov.hk/english/main_ser/child_health/child_health_recommend.html

・日本におけるポリオの流行
  http://www.jpri.or.jp/japan.html

・鈴の木版 予防接種のすべて
   http://www7a.biglobe.ne.jp/SuzunokiCC/wakutin-hen.html#%E4%BA%88%E9%98%B2%E6%8E%A5%E7%A8%AE%E7%B7%A8

・Wikipedia ワクチン
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3#.E7.94.9F.E3.83.AF.E3.82.AF.E3.83.81.E3.83.B3
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