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香港の出産事情 ~その特徴~

先日お送りした「おっぱいのケアの方法」も書き途中ですが、
乗りかかった船なので、香港の出産事情を先に仕上げてしまおうと
思います。

香港の出産で日本と大きく違うところ。
それはやはり『無痛分娩』が一般的に普及しているところだと思い
ます。
日本ではあまり広くは普及していないこの無痛分娩。
多くの日本人妊婦さんには馴染みがないかと思われます。


まず最初に『無痛分娩』とはどのようなものかを簡単にご説明させて
いただきますと、通常は背骨部分の「硬膜外腔(こうまくがいくう)」
というところに針を刺し、麻酔薬を注入し、下半身の感覚を鈍くして
出産に伴う痛みを感じなく(感じにくく)する、というものです。

(注射や吸入麻酔を用いて行う無痛分娩も一部あります)

背中に硬い注射針は残さず、ビニールのように柔らかいカテーテル
チューブのみを残し、痛みに応じてそのカテーテルチューブから
麻酔薬を追加して、出産までを過ごす方法です。

うまく麻酔薬と適合し(※)、且つタイミング良く無痛分娩を開始でき
ると、陣痛の痛みはほとんど感じないまま出産に至れるという優れ
ものです。
(※)  他のお薬同様、「Aさんにはとても良く効くのに、Bさんには
     まったく効かない・・・」などのように、その薬に対しての
     適合力には個人差があるため。

また、下半身にのみ麻酔がかかるため、ママの意識は通常のまま
ですので、赤ちゃんが生まれた瞬間も見逃すことはありません。
(意識のないままに生まれてしまった!!などはありません)
もちろん生まれてすぐの抱っこなども可能です。


ではどうしてこんなに良さげな出産方法が日本では普及しない
のか?
それには諸説ありますが、最大の理由としては「人員不足」が
挙げられるかと思います。

なにぶん通常のお産では使用しない麻酔薬を使いますので、
無痛分娩では普段の出産以上の厳密な管理・監督が必要に
なります。
(たとえば麻酔が効きすぎてしまったら呼吸が苦しくなったり、
血圧が急激に下がってしまったり、などの可能性があるため)

ただでさえ医師不足と言われている昨今。この無痛分娩は充分な
医師数を確保できている病院に限り、実施できることだと思います。
よって、日本で希望するにはかなり困難なことなのではないかと。。


そして2つめ。

日本では「我慢が美徳」や、「陣痛の痛みを乗り越えてこそ母に
なれる」などということを耳にすることがありますが、皆さんはどう
思われますか?
このことを理由に無痛分娩が普及しないのであれば、私個人の
意見としてはいまひとつ納得はいきませんk
「価値観」というものは他人に押し付けるべきではないですよね?

また先日耳にしたのが、「日本人は”自然が一番”ということを知って
いる」という理論。
確かに自分自身の身体に耐えうる力が充分に備わっているのであ
れば、むやみやたらとお薬や第3のモノにすがるべきではない??

でもこれも価値観は人それぞれなので、私も「出産とはこうすべき!」
などと言うつもりはまったくありません。

他でもない自分自身の、そしてお腹の赤ちゃんと新しい命の誕生を
心待ちにしている家族のみんなの・・・それぞれが満足できる出産で
あれば、それが一番だと私は考えています。


ここ香港では様々な出産スタイル(自然分娩・無痛分娩・予定帝王
切開など)が比較的自由に選択できますので、”悩み多き妊婦”
さんになってしまうと思いますが、人生に何度とない経験です。
沢山悩んで、納得のいく出産体験をなさってくださいね絵文字名を入力してください
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